「ボーダーライン」を見て麻薬戦争の恐ろしさを知る
たまたま読む本もなくなってきて、Amazonプライムで映画でも気晴らしにみよっかなーと軽い気持ちで見た映画「ボーダーライン」がものすごく話が濃く、重くて、しばらく見た後のショックで呆然としていました。
あらすじはこちら。
優秀なFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、メキシコ麻薬カルテルの全滅を目的とした部隊に入り、特別捜査官(ジョシュ・ブローリン)のもとで極秘任務に就く。ケイトは早速、謎めいたコロンビア人(ベニチオ・デル・トロ)と共に国境付近の捜査を開始。人が次々と亡くなる現実を突きつけられたケイトは……。
これはフィクションだけど、麻薬戦争の闇がかなりリアルに描かれています。
アメリカが軍需産業を潤わせるために戦争を意図して起こしているというのは聞いたことはあるけれども、麻薬戦争は同じようなおぞましさをはらんでいるということをこの映画は伝えてくれます。
真相については、実際に見てもらって感じてもらいたいので、ここではネタバレは避けますが、私はこの映画を見て、映画で起きていることはどこまで本当なのかと映画を見た後、麻薬戦争の実態をググったくらいでした。
フィリピンでも麻薬の問題は深刻で、麻薬撲滅を公約にし、大統領になったドゥテルテ大統領は麻薬をなくすために麻薬に関わる人を数多く殺したり、溢れかえるくらいの人を刑務所に投獄するほど、命がけで取り組んでいます。
監督は「メッセージ」「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
私は彼の作品は初めて見ましたが、非常にメッセージ性のある映画を作る監督だなと感じました。
これを機に彼が製作した他の映画も見てみたいと思いました。
また、自分にとってはこの映画は麻薬戦争を知るきっかけとなる映画で、かなり入り組んでいる問題だなと思い、本も読んでみることにしました。
メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱
読んだら感想を書きますね。