【Amazon Prime】「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」レビュー
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」をAmazon Primeで見ました。
この映画は仕事に疲れてリラックスしたいなというときにおすすめな映画です。
最近ディープな映画ばかり見てたので、たまにはなごむ映画もリラックスがてらみたいなぁと思ってたらなんだかいかにもハートフルな映画っぽい雰囲気。
それとこの映画はSNSの影響力を知るためにもためになっちゃいます。
ここからはネタバレありなので、見てない人は見てから映画を見てから読むことをおすすめします。
ロサンゼルスにある一流料理店の料理長カール・キャスパーがある日圧倒的なアクセス数を誇るブロガーで超有名な評論家が食べに来るということで、新メニューを出そうとするもオーナーに反対され、いつものメニューを出したら、その後ブログで酷評され、そのブログの記事がtwitterで拡散されてしまいます。
それまで全くtwitterのことなど知らなかったカールは息子にtwitterを教えてもらい、評論家にけんかをふっかけるような言葉を投げかけます。
実はここがとてもここがSNSのすごいところで、面白いところといいますか、カールはtwitterをはじめたばかりだったので、メール感覚で評論家本人しか見ないだろうと思い、評論家に返信をするのですが、これが公開されていて、フォロワー全員が見るようなことになったのです。
これを見た評論家は公開で決闘を受けたと思い、そこからもう一度料理を食べに来るもののその当日にオーナーにカールは解雇され、カールが評論家に激情するところが来ている客に動画を撮られ、拡散。
カールはかなり真剣にお店にプライドを持って評論家に激怒するのですが、これがかなり爆笑で。
カールは世界中から笑いものにされ、次のお店を見つけることができずにいます。
twitterの威力を思い知るような出来事で、ここの下りがSNSの恐ろしさをうまく表現しているなと思いました。
それと、日本ではあまり知られていないアプリもいくつか紹介されていたのも興味深かったです。
ひとつは1秒の動画を集めてひとつの動画にするという1second everydayというアプリ。
カールの息子が最後にお父さんに思い出として動画を作ってお父さんに見せる場面があるんですけどこれがまた感動で。
それと、SNSによって笑いものにされたカールが、フードトラックでキューバサンドを売り始めるのですが、このときに息子がtwitterやFacebookを使って広告して長蛇の列を作るという場面も印象的でした。
SNSは天国にも地獄にもなるということが上手に表現されています。
そして、家族愛もうまく描かれていました。
息子はお父さんともっと交流したいのに、お父さんはただ一緒に遊びに連れていけば子どもは満足するんだろうと思い、遊園地や映画に連れていきます。
でもそれよりも息子はtwitterをお父さんに教えたりすることのほうが楽しいというのです。
これって実はお父さんあるあるではないのでしょうか。
何気ない交流が家族の絆を育む。
ハートフルでおすすめの映画です。