【amazon prime】シャッターアイランド(ネタバレあり)
シャッターアイランドを見ました。
見た感想は現実とはについて非常に考えさせられる映画でした。
最後に見てわかったのですが、監督はマーティン・スコセッシ。
ストーリーがあっと驚かせる内容でした。
主人公は保安官。シャッターアイランドという島に収容されている囚人が脱走し、その脱走犯を捕まえるために島にやってくるという話なんですが、実はそのストーリーが主人公が現実を受け入れないようにつくった幻覚だったという話。
主人公の奥さんが3人の子どもを溺死させ、奥さんから「楽にしてほしい」と言われ、奥さんを殺していたということで。
この映画を見て、幻想を作り出すのは、殺人をするような凶悪な人に限らないと映画を見て感じました。
人は誰もが過去の経験に影響されて生きている。
現実を事実と受け止めず勝手に都合のいいように解釈して生きていることは往々にしてあることです。
自分が生きているこの現実だと思っている世界も本当に現実なのか。
そのことを問いかける内容でした。
そして、映画の最後は現実を一旦は受け入れようとするものの、また元の幻想を作り出す症状に戻ってしまい、脳を手術させられるという結末になっています。
最後の話が意味するのは、いろいろと解釈することができますが、現実に辛いことがあり、自分を正当化するために思い込みを作り出すことへのアンチテーゼといいますか。
監督がどんなことを伝えたくてこの映画を作ったのか非常に興味深かったです。